社団法人とくしま森とみどりの会
topへ 森林ボランティア募集 緑の募金関連 森づくり友の会 よくある質問 とくしま協働の森づくり事業 森のマナーと注意事項
Q1
伐採した跡地に広葉樹を植樹しようと考えています。
どのような点に留意したらよいでしょうか。
A
広葉樹の植栽にあたって注意すべきことは次のようなことが考えられます。

1.目的の明確化
 まず、植える前に森林に造成する目的(利用形態や森林の最終的な姿)を明確にする必要があるでしょう。例えば、用材を得るための森林づくりと、四季折々に花が見られるような森づくりとは、植栽する木が違ってくるでしょうし、管理も異なってきます。最終目的を明確にするとともに、植栽後の管理面まで含めて検討する必要があります。

2.造林樹種の選定
 広葉樹はごく限られた地域においても、標高、地形、水分、土壌条件等によって生育する樹種が異なるため、植栽地の環境条件や立地条件に適合した樹種を選定することが重要になります。これを間違えれば不成績造林地となり、植栽したがほとんど枯れてしまった、ということもあるかもしれません。陽樹、陰樹である、乾燥に耐える、水辺を好む等それぞれ樹種の特性が違いますので、森林の造成目的と樹種特性を考えながら樹種を選択していく必要があります。また、植栽場所によっては、目的自体の変更を考える必要があるでしょう。なお、樹種の選定にあたっては植栽地近くの同じような地形の自然林を調べて、それらの樹種を参考にしてもよいでしょう。

3.植栽方法等
 広葉樹造林では、通直性を高めるためスギやヒノキの一般的な植栽間隔よりも狭くする方がよいようです。また、植え付け作業は針葉樹と同様ですが、直根の長い苗木は深めに植え穴を掘り、根を折らないように注意しましょう。また、広葉樹は針葉樹よりも、ウサギ、シカ等の食害が多いので、被害が予想される場合はツリーシェルター(苗木の幹を覆う薄いプラスチックなど化学樹脂性のカバー)や防護ネット、フェンス等による対策が必要でしょう。なお、下刈り時の誤伐を防ぐために、下草が生えても植栽位置がわかるよう目印を設けておくとよいでしょう。

(徳島県林業総合センター 育林科主任研究員 紙屋和宏)

概要 リンク